実はPSVRを購入したのは2016年の12月なのですが、今更かもしれないけどレビューしていきます!
2017年6月はE3(世界最大のゲームショー)でのPSVR新作ソフトのお披露目がありましたし、PSVRの販売店舗数も増加されてより購入しやすくなりましたので、レビューするには良い時期だと思います。
また、2017年10月14日よりPSVRの新型モデルが登場します。
良いところも悪いところも本音でレビューしていくので、PSVRの購入を迷っている人の判断材料になればうれしいです。
追記:2018年3月29日よりPSVR(Camera同梱版)は新価格の34,980円+税に値下げされ、現在は発売当初の価格より15,000円程お安くなっています。
PSVR購入から約半年間使用してみた感想
とりあえず購入から現在までのPSVRと僕の流れはざっとこんな感じです。
ダメ元で地元のTSUTAYAに電話してみたら在庫があるとのことで、迷わす取り置きしてもらい買いに行く。
無事購入し、早速セッティングして最初にプレイしたソフトはサマーレッスン。
感動!すごい!目の前にいる!
他のゲームもやってみる。どれもこれもミニゲームみたいなのばかりだけど、完全に想像を超えた体験が待っていた。
ゲームでこんなにもワクワクドキドキしたのは生まれて初めて!買って良かった…。
だが購入から一週間程度でなんと…
飽きるw
だってミニゲームみたいなのばっかりなんだもの。それにどのゲームも最初に起動した時はすごく衝撃的だけど、何回もプレイしてるとだんだん慣れてきて飽きちゃう。
一か月ほど放置ぎみだったけどついにデッドオアアライブエクストリーム3がアップデートでPSVRに対応し、ほぼ同時期にバイオハザード7が発売される。
このタイミングでPS4Proも購入。
この二つのソフトは画面もすごく綺麗で最高のゲーム体験をもたらしました。
バイオ7は極上の恐怖体験と、何より待ち望んでいたミニゲームじゃない長時間遊べるゲーム。内容も最高に面白い!
一か月近くこの二つのソフトで遊びまくるけど、やっぱり…
飽きるw
その後まったくプレイしない訳ではないし、ゲームもちょこちょこ買ってはいるけどたまに遊ぶくらいで今に至るといったところです。
細かく書くとYouTubeのPSVR対応等、もっと色々あったけどゲームに対しては大体こんな感じかな。
追記1:その後すぐにFarpointとVR シューティングコントローラーを購入したのですが、めちゃくちゃ面白くて、最高の体験ができる神ゲーでした。オンライン協力プレイもあり長く楽しめています。
追記2:2018年8月30日に『Firewall Zero Hour』(ファイアウォール・ゼロ・アワー)というとんでもない神ゲーが発売されました。4対4のオンライン対戦FPSなのですが、シューティングコントローラー対応で最高に面白いです!飽きることなくずっと遊んでいます!
PSVRのゲームって本当に面白いの?
自宅に友達を呼んでPSVRをプレイしてもらうと、初プレイの時はみんな衝撃を受けて必ず「凄いね!」って言います。
だって自分がゲームの世界へ飛び込んだ感じになるんだもの。それくらいの反応は当然です。
PSVRは間違いなく凄いのですよ…でもあくまで”最初”はね。いくらVRとはいえさすがに初プレイの衝撃や感動をずっとは維持できない。VRに多少慣れてしまう。
じゃあ慣れたらテレビで遊ぶ普通のゲームと同じようなものなの?高い値段の価値はないの?
って思うかもしれないけど、そんなことは全くない。いくらVRに慣れても普通のゲームとはやっぱり別物なんだよね。
例えるなら一つのゲームソフトが遊園地の一つのアトラクションといった感じで、見るというより体感するゲームに近い。だから新たなゲームの体験は普通のゲームと違ってかなり驚かされる。
▲ COD IW ジャッカルアサルトVR
そしてもっと色々な体験をしたくて、次々に新しいゲームを買って試したくなっちゃう。それだけ初プレイ時の衝撃がすごい。
でも結局大事なのはゲーム性の方で、どれだけ美しく刺激的なVRの世界を体験してもゲームの内容が面白くないと没入感も薄れ、すぐに飽きてしまう。
やっぱり没入感というのはVRでの見た目と、ゲーム内容の両方で夢中になっている時に最高のものになるからね。
あまり面白くないゲームや、一度クリアして没入感の薄れたゲームを再びプレイするためにPSVRを装着するのは億劫に感じてしまい、結局プレイしなくなっちゃう。
要するにいくらVRの体験が凄いとはいえ、それだけじゃゲームのリプレイ性にはあまり関係しないということ。
ゲーム性は違うけど、サマーレッスンは割と早く飽きてしまうという評価が多いのに対し、初音ミクVRフューチャーライブや初音ミクXHDはリプレイ性が高く長く楽しめているという評価が多い。
どんなにリアルなキャラクターが目の前に現れても、そこにいるだけじゃダメなんですよね。
今のところ見た目はすごいけど内容が薄かったり、ボリューム不足のゲームが多く、鉄拳7のようにPSVR対応と言ってもオマケ程度の対応だったりして、買って本当に満足できるゲームってのは少ない。
▲ 鉄拳7のVRモードは非常にシンプルな作り
VRのゲームというのはハードの性能の問題や酔いの問題等クリアしなければいけないハードルが高く、開発するのが難しいのかもしれません。
それでもやはりバイオハザード7のようにゲームの内容が面白くて、長時間遊べるボリュームのある大作をもっと発売してほしいですね。
バイオ7は本編もDLCもクリアしましたが、初プレイ時の没入感をほぼ維持したまま最後まで楽しめました。飽きさせないステージや演出、面白いストーリー、とにかく隙が無い作りで本当に神ゲーでした。
VRであればそれだけでゲームが面白いということはありません。
でもVRのゲームは出来の良いゲームだと、普通のゲームでは絶対に超えられない別次元の面白さだと言っても過言ではないです。
VRの最大の課題。VR酔いについて
VRのゲームじゃなくてもFPS(一人称視点)のゲームをすると3D酔いする人がいます。これは個人差がかなりあって酔わない人の方が多い印象。
僕はゲームで酔った経験は無かったから、VR酔いも3D酔いと似たようなものだろうと思い、実際経験してみるまでは正直舐めてました。
バイオハザード7を初プレイした時は30分程プレイしただけで酔って気分が悪くなり、その日は酔いが治まらず売ってしまおうかと迷ったくらいですw
VR酔いは自分の体は動いてないのにゲーム内で移動して周りの景色が動く(画面がスクロールする)と視覚による情報と身体感覚とのズレが発生して酔ってしまいます。
つまりVR空間内で自分の体を動かして移動したり周りを見渡しても酔わないけど、首や体を動かさずにコントローラーで移動したり視点を動かすと酔います。
これはゲームに限らずVRの3D動画でも体の動きと関係なく視点が動くと酔ってしまう。
だからVRではワープ移動するものが多いですね。移動がワープだと自分は立ち止まっているし、一瞬で景色が切り替わるだけなので酔いません。
じゃあどうやって酔いと戦いながらバイオハザード7をクリアまでプレイしたのか?
▲ バイオ7はカメラの回転タイプを一定角度で回転にすることで酔いを軽減している
個人差は当然あるでしょうが、VR酔いはプレイ回数を重ねていく度に慣れていきます。
初日は30分、次の日は一時間、その次の日は2時間、とプレイできる時間が増えていき、一週間後にはバイオ7を一日何時間プレイしてもあまり酔わなくなりました。
コツは無理して続けないことです。
酔ってきたなと感じたら限界が来る前にその日は止める。
僕の場合は休憩してその日はもう酔いやすいゲームはやめて、まったく酔わないゲームのデッドオアアライブエクストリーム3に逃げてましたねw
バイオ7でVR酔いに慣れたおかげか、今では他の酔いやすいVRゲームをやってもあまり酔うことはなく、ちょっと目が回るような感覚はあっても吐き気がするほど酔ったりはしなくなりました。
基本的にはVR酔いしないようにどのゲームも工夫されています。たとえ酔いやすいゲームでも無理せず慣れていけば克服できるかもしれません。
ちなみに結構多くの方がバイオハザード7の酔いは少しづつ慣れて克服しているようです。VRのホラーはかなり破壊力あるので、そもそも酔う以前に怖くてプレイできないといった人も結構いるみたいですけど…
結局PSVRは買いなのか?まとめと総評
PSVRの悪い点
▲そもそも値段が高い。
▲ソフトはミニゲームやオマケ程度のボリューム不足なものが多くて、満足できる大作ゲームが少ない。
▲頭にHMDを装着するから手軽じゃないし、長時間のプレイは疲れる上に酔いの問題もある。
▲最初の衝撃や感動は凄いけど、意外と早くVR自体に慣れてくる。
PSVRの良い点
〇ゲームの中に入るという体験は今までのゲームと比べて別次元の迫力がある。
〇ゲームのキャラクターが目の前に存在しているかのように感じられる。
〇シネマティックモードでVR以外のゲームや動画も大スクリーンで楽しめる。
〇YouTubeのVR動画も視聴できる。
〇VR機器の中で一番シェア率が高い。(スマホVRを除く)
〇PS4で遊べるのでPCのVR機器より導入の敷居が低い
Farpointとシューティングコントローラーが発売され、リアルな銃撃戦を体感することができるようになりました。この先シューティングコントローラーに対応したゲームの発売に期待が膨らみます。
さらにE3ではスカイリムVR(発売日は2017年12月14日)が発表されました。ファンタジー世界に入り込んで主人公になり広大な世界を冒険する、という夢のような体験が実現します。
まだまだソフトの充実ということに関しては物足りない感もありますが、PSVRでしか味わえない極上のゲーム体験は本当にすばらしいです。
PSVRを購入すると、どんなに面白そうな新作ゲームの発表をみてもVR対応のゲームじゃないと物足りなさを感じてしまいます。きっとVRでの新しい刺激を求めているのでしょうね。
個人的にPSVRは間違いなく買いなんですが、慌てて買う必要はないのかなと思います。
自分がやりたいゲームが沢山あるなと思ったら、その時があなたの買う時期なのではないでしょうか?
まだやりたいゲームが無い、または少ないなら、今買っても少し遊んだだけで放置することになるかもしれません。
でもゲーマーでお財布に余裕があるなら、是非今すぐ買って体験することをオススメします。きっとゲームの突然の進化に驚き、ゲームの未来が楽しみで仕方なくなることでしょう!
追記:2018年8月30日に『Firewall Zero Hour』(ファイアウォール・ゼロ・アワー)という神ゲーが発売されました。このゲームのおかげでPSVRが毎日大活躍という人が今は沢山いることでしょう!
みんなのゴルフVRも発表され、いよいよPSVRのソフトラインナップも充実してきましたよ!
みんなの投票結果! |
Q: PSVRはこれから先どうなると思いますか? |
1. まあまあ売れるがマニア向け程度 (1,362票, 43%) |
2. だんだん売れなくなり衰退する (711票, 22%) |
3. まだまだ売れ続けてもっと流行る (612票, 19%) |
4. すでにオワコン (486票, 15%) |
▲総投票数: 3,171 |
投票は締め切りました。沢山のご投票ありがとうございました。
コメント一覧
発売日当日に購入し最近じゃ全く使ってないのでもう売ろうかなって思ってます。レビュー通り最初は楽しいんですけど飽きちゃうんですよね。左ズレも面倒ですし長時間はつけていられないとか色々…
買って一月ほどで最初のプレイはバイオでした。
最初が一番神ゲーであろうバイオということもありそのあとやったゲームは物足りない…しかし先日思いきってスーパーホット買ったら(ムーヴコントローラーも)これが面白い!短いのですぐ飽きるだろうけどこういうのがちょくちょく来てくれれば満足です!
買おうか迷い中!
どうしようかな!
スカイリムVRをすると普通のゲームに戻れない!
どのゲームも、あれ、、この画面平べったい。。。
って思っちゃう。。
早くオープンワールドまたでないかな。
最初の感動はどこに行ってしまったんだろうって感じですね。
座ってやるとコードが邪魔ですし、ワイヤレスになればもう少し評価UPです。
でも間違いなくファーポイントは神ゲーですけどねw
PSVRを買うまでが一番楽しめたという感じです。
内容の薄いゲームばかりで残念です。
今後に期待します。
VR すぐ飽きる
まだまだ 勝手もムダ