Valve Indexの性能や使用感をレビュー【PCVR評価】

この記事は約14分で読めます。

前回の記事でValve Indexの開封の儀をやったから、今回はValve Indexを実際に使ってその使用感や性能をレビューしていくよ

本当に日本での販売を心待ちにしていたValve Index。日本での販売価格が想像していたより高くてポチるのにちょっと勇気が必要だったけど、実物を目にするともう大興奮!

HTC Viveを購入してから約3年、PCVRがどれくらい進化したのか期待してしまうよね

ということで、先に感想だけ言わせてくれ

「まったく、Indexは最高だぜ!!」

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Valve Indexヘッドセットのレビュー

Indexヘッドセットのスペック

  • Indexヘッドセットの解像度は片目1440×1600(両目2880×1600)でRGBの液晶パネル
  • 視野角は130°でリフレッシュレートは最大144Hzから80Hzまで対応し、物理的なIPD調整機能を持ち瞳孔間距離は70mmまで対応している
  • ヘッドセット付属のスピーカーは耳に触れない”オフイヤーヘッドホン”になっていて、耳を圧迫せず自然な立体音響を楽しめる

Indexヘッドセットを装着してみると、とても視界がクリアで映像が鮮明だと感じた

もう単純に”凄く綺麗”になったなという印象

解像度が高く網目感もあまり感じなくなったことで違和感が減り、少し離れた文字やキャラクターも今までより鮮明に見えるようになって没入感が大幅に増した

Viveはパネルがペンタイルなので網目感が強く、黒いつぶの様な網目が視界の邪魔をしていて特に遠景は酷かったけど、Indexの網目感はまだわずかにはあるもののさすがRGBパネル、その差は歴然だった

網目に関してはPSVRもRGBパネルなので、PSVRの網目が高解像度のおかげでさらに細かくなり、もっと目立たなくなった感じ

ペンタイルで低解像度のノーマルViveと比べるなら網目はもう無いようなもの笑

解像度はRift Sより高くてViveProと同じだけど、IndexはRGBだから網目感が薄い分Vive Proより解像感は上になる

Vive Proも使ったことはあるけど、ノーマルVive程ではないけどペンタイル特有の網目感が結構ある

だから同じ解像度でもIndexの方が綺麗に感じたよ

Indexは液晶だけど十分綺麗

色味はViveより色温度が高めなのか寒色系に見える。色温度が高いのもあって色味が有機ELのViveより余計に薄く感じる人もいるかもしれないけど、実際は色温度を考慮すると少し彩度とコントラストがViveより低いかな程度だと思う

当たり前のことだけど液晶なので有機ELのViveと比べると彩度やコントラスト、輝度が少し弱めなのはしょうがない。それでも液晶としてはかなり頑張ってる方だと思うよ

その違いを例えるとするなら、SteamVRのホームで日の当たるテラスに出るとViveは天気のいい夏の日差しといった感じだけど、Indexは天気のいい冬の日差しといった感じ

ただ元々有機ELのVR機器の中でもViveは特に明るくて彩度が高い方だから余計にそう感じる

▲ 左がVive、右がIndexをイメージして作った画像

この画像はSteamVRホームのテラスの画像だけど、フォトショップで色と輝度とコントラストを調整して、ViveとIndexの画質の違いを自分なりに再現してみた

わかりにくいかも知れないが、大体こんな感じの違いがある

これはViveを持ってる人があえて比べたら差がわかるだけで、これくらいの差では店頭で初めてIndexを体験した人が暗いとか色が薄いとか感じるようなレベルのものではない。というかむしろ綺麗だとしか感じないと思う

昔まだ出始めの頃のAcerの液晶のMRを店頭で体験した時は、あまりの画面の暗さと色の薄さにちょっと引いたからね笑

実際に実機で見る映像は、左のVive側はさらに太めの網目があって解像度はもっと低くボケた感じになり、右のIndex側の実機の映像はこれにほんの少し網目感を足しただけという感じになる

Indexの高解像度で網目感もあまり感じない鮮明な実機映像を体験したら、少しの液晶のデメリットは全然許容範囲だし満足してるよ

視野角130°と物理IPD(瞳孔間距離)調整

視野角130°ということに関してはViveやRift、PSVRより20°広いけど大きく変わるわけじゃなくて一回り視野角が広くなったなと感じるくらい

それでも視野角は少しでも広い方が解放感があって気持ちいいね

Indexはヘッドホンが凄い。耳から離れてるのに凄く良い音で音像定位もしっかりしてる

耳に何も当たってないから本当に自然な感じ。不快な圧迫もなく耳に何もつけてないのに音が聞こえるのは没入感を上げてくれる

ただしその分環境音も聞こえやすいから、まわりがうるさい環境だと逆に没入感は下がる。そういう時はヘッドセットに音声端子が用意されてるから、そこにイヤホンを挿して使えば問題ないよ

IPD調整に関しては瞳孔間距離が広い人でも安心の物理調整だから文句無し。ノーマルViveだと頭を横に激しく振るとIPD調整がズレたりしたけどIndexはズレないから安心

IPD調整のやり方はヘッドセット下部についてる摘みを左右に動かすだけだから、しっかり確認しながらベストポジションに調整できるよ

Indexヘッドセットの問題点

Indexヘッドセットの唯一の問題点はグレア(まぶしさ)が気になるところ

ノーマルViveでもグレアは結構あるけど、それ以上に網目や解像感の低さの方がよっぽど悪目立ちするからそこまで気にならなかった

Indexは綺麗だから余計にグレアは気になるね。光の強いものが視界に入るとまぶしくて少しモヤっとしてる感じ

今は慣れたからもうほとんど気にならなくなってきたけど、最初は気になるかも

ということでIndexヘッドセットに関してはこんな感じだけど、ホシゲの総合評価はかなりの高評価。だってノーマルViveからのIndexだもん、尚更だよ笑

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Valve Indexコントローラーのレビュー

Indexコントローラーの特徴

  • 指5本全てのフィンガートラッキングと圧力感知
  • コントローラーがストラップで手の平に固定されているので手を完全に広げる、手を離すといったことが可能
  • フィンガートラッキングと手の平への固定のおかげで物を拾う、投げるといった行動をボタンも使わず5本の指を自然に使って行える
  • スティック、トラックパッド、ボタン、フィンガートラッキング、圧力感知と入力操作の幅が広いのでキーアサインを使えばどんな操作にでも対応しやすい

Indexコントローラーは見た目もカッコイイし、手によく馴染む握りやすさと触り心地、ストラップによるフィット感も凄く良い

あまりの良さにゲームしてない時でもたまに手に取ってニヤニヤしてしまう。もういっそ握ったまま生活したくなるまである笑

操作感も良いのだけど、スティックだけはSteamVRでしっかりキャリブレーションしておかないと思った方向へ入力できないと思う

スティックがコントローラーの真ん中や内側じゃなくて外側に付いてるから、親指の動きの余裕が少なく、コントローラーの握る位置によって影響を受けやすいからだと思う

スティックを上に倒したつもりが斜めに動いてしまうとしても、スティックをキャリブレーションすることで簡単に対応はできるので問題無し

あとボタンのキーアサインもゲームごとに設定して保存されるからどんなゲームでも自由に設定して対応できるし使いやすいね

ちなみにホシゲはViveコントローラーでの操作の方が慣れてて遊びやすいゲームは、まだViveコントローラーも併用して使ってるよ

Viveコントローラーのトラックパッドは細かいカーソル操作だとやりやすいし、ずっしりとした剣や銃を持ってるような感覚もあるからゲーム次第ではこっちの方が楽しく感じることもあるね

自然に手を離すことが出来るのはとても使いやすい

Indexコンローラーはフィンガートラッキングや圧力感知等のIndexの特殊操作に対応してるゲームでこそ真価を発揮するんだけど、そうじゃないゲームでもやっぱり使いやすい

特に手を離すことで物を投げる動作が自然に出来るから、狙った通りに投げやすい。あとコントローラーを常に握り続けなくてもいいのは凄く良い

いつでも手を離せるから、ゲームの場面に合わせて自然にリラックスできてストレスが減る感じ

例えばゲームのムービー中にコントローラーをずっと握りしめているより、コントローラーを床に置きたくなるでしょ?

VRだと立ち上がってプレイしていることが多いから、尚更コントローラーを手軽に手放すことが出来ない

それがムービー以外でも何か説明を読んだり、人と話したり景色をみたりとちょっとした時間でも気軽に手を離せるのは癖になるほどいい

実際Viveコントローラーに持ち替えて遊んでいたら、思わずViveコントローラーを床に落としてしまった笑

フィンガートラッキングについて

▲ Indexコントローラーだとこんなハンドサインも簡単に出来ちゃう

フィンガートラッキングはSteamVRホームでも対応してるから指を動かしてみたり、ボタンを使わず物を掴んだりしてすぐ遊べる

指の動きに関してはホシゲの場合最初は右手は完璧に動くけど左手が調子悪くて、中指が上手く動かなかったり中指が人差し指や薬指と一緒に動いたりして苦戦した

でもソフト側で勝手に学習して調整するみたいで、しばらく遊んでいると左手もまともに動くようになった。でも今はまだちょっと薬指の調子が完璧とは言えず、また使っているうちに精度が上がるのかもしれない

コントローラーを握る位置によってフィンガートラッキングの精度が左右されるのだろうから、なるべく握り方を毎回同じになるようにしていた方が良さそうだね

Indexコントローラーで遊ぶVRChatは凄く楽しい

VRChatをIndexコントローラーで遊んでみたらやっぱりめっちゃ楽しい。このせいでVRChat熱が再燃して毎日遊びまくってるよ

▲ VRChatの鏡の前で中指や親指を立ててみた

自由に指を動かせるからコミュニケーションや表現の幅は広がるし、物を掴んで離すのが自然に手の動作だけでできるのがこんなに楽しいとは思ってなかった

よくクッションを拾ってはぶん投げてキャッキャしてる。枕投げやってるみたいで楽しい笑

ノーマルViveの時と違って映像も綺麗でコントローラーは自然な動きに対応できて没入感も上がりまくり。フルボディトラッキングまでやりたくなってViveトラッカーの購入を検討中だよ

あとVRChatはデフォルトの操作だとスティック押し込みがジャンプになってるから、ジャンプをAボタンに変更するのをおススメしておくね

”Valve Indexの性能や使用感をレビュー”のまとめ

今回3年近く使用したHTC Viveから、Valve Indexへとアップグレードしました

大きく変わった部分は映像がとても綺麗になったことで没入感が増し、キャラクターもより魅力的にみえるようになったこと

また、コントローラーはVR空間にさらに馴染む操作感になり、自分の手として自然に使えるように進化しているのは本当に面白い

たった3年の間にかなり進化していて十分満足しています

特にホシゲの様にノーマルViveからのアップグレードなら大満足間違い無しです

トラッキングについては精度は落ちても手軽なインサイドアウトが主流になる中、手軽ではないですがまだまだベースステーションでの高性能なトラッキングで遊べる、というのもValve Indexの良い所ですね

VRは案外飽きやすいというのもあり、一度買ってはみたもののすぐに飽きて埃かぶってる人も多いと思います

実はホシゲも今年はほとんどVRでは遊んでいませんでした。でもIndexが届いてからは毎日遊んでます

特に新しいゲームを買ったわけじゃなく、同じゲームで遊んでいるだけなのに楽しくてたまらない

やっぱり映像が綺麗になることはVRにとってとても重要なことだったみたい。網目ダメ、ゼッタイ!って感じですね笑

Indexコントローラーも大好きで、VRChatで鏡の前で指を動かして色々なポーズをとっているだけでも相当楽しい。可愛いキャラになってゲッツからの武藤啓二とか色々やってました笑

他のゲームでもIndexコントローラーへの対応次第ではまだまだ化ける余地もあります

ただやっぱりIndexの価格は高いですね。北米での価格を考えると日本での販売価格は為替レートや消費税を考慮してもさらに15%ほど上乗せされてます

Valveが日本にSteamから直接販売してくれればいいのに、これはアスク税ならぬデジカ税なんですかね?こういうのいい加減どうにかしてほしい

ということで、Valve Indexの評価は100点満点とまでは言わないけど、大満足といった感じになりました!

さて、そろそろ今日もメイドさん達でVRChatで楽しんできます!

「まったく、Indexは最高だぜ!!」

前回の”Valve Index開封の儀”の記事はこちら

VR機器
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