HTC ViveコントローラーをViveトラッカー化して使う方法

この記事は約9分で読めます。

Valve Indexコントローラーを購入して余ったViveコントローラーを有効活用するために、Viveトラッカー(Vive Tracker)化して使ってみたよ

試しにズボンの背中側にViveコントローラーを挿し込んでVRChatで腰のトラッキングを試してみたら、あっさり腰を自由に動すことに成功し念願のKawaiiMoveを達成した。やったぜ!

その方法ですが、ViveコントローラーをViveトラッカー化するにはViveコントローラーのconfigファイルの書き換えが必要です

また、Viveトラッカー化した状態からViveコントローラーに戻すにもconfigファイルを再び書き換える必要があります

ちなみに今回使ったのはノーマルVive付属のコントローラーです。Vive Pro付属のViveコントローラー(2018)では未検証なのでそちらでは成功するのかわかりません

この記事の方法はあくまでも非公式な方法であり、故障する恐れがあるので全て自己責任で行ってください。
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ViveコントローラーをViveトラッカー化する手順

※作業を開始する前に、誤って別の機器を書き換えてしまうことのないようPCに接続してあるHTC ViveやValve Index等のVR機器やその他ワイヤレスドングルをPCから全て外しておいて下さい

まずトラッカー化するViveコントローラー(1個)をUSBケーブルでPCに接続して下さい

CドライブのProgram Files (x86)にあるSteamフォルダからsteamapps→common→SteamVR→tools→lighthouse→bin→win64フォルダまで進み、その中にあるlighthouse_console.exeを起動します。

(SteamやSteamVRのインストール先を変更している場合はフォルダの場所が違うのでそれぞれ対応して下さい)

lighthouse_console.exeを起動したら”downloadconfig“と入力してエンターキーを押します

コントローラーによってシリアルナンバーが違うのでファイル名はそれぞれ違いますが、拡張子がjsonになっているViveコントローラーのconfigファイルがフォルダにダウンロードされます

lighthouse_console.exeはまだ使うので最小化するなりして閉じずにそのままにしておいて下さい

ファイルを書き換えるので、その前にコピーしてバックアップを取っておきましょう

コピーしたファイルは分かりやすいようにリネームしてbackupファイルにしておきます

次はこのファイルをメモ帳で開き書き換えていきます

まずはファイルを開いてすぐの行にあるこの”controller”という記述の部分を”generic_tracker“に書き換えて下さい

書き換えが終わったら、次は一番下の方まで移動して下さい

この行を以下の記述に書き換えます

    "model_name": "Vive. Tracker PVT",
"render_model": "vr_tracker_vive_1_0",
"revision": 1,
"tracked_controller_role": "",

書き換えが終わったら、メモ帳のメニュー欄のファイルから上書き保存して完了です

次は書き換えたファイルをViveコントローラーにアップロードします。上の画像のように”uploadconfig ファイル名.json“と入力してエンターキーを押して下さい(ファイル名の部分はそれぞれファイル名を確認して入力して下さい)

これでファイルのアップロードが終わりました

poweroff“と入力してエンター、”exit“と入力してエンターキーを押してlighthouse_console.exeを終了して下さい

これでViveコントローラーのViveトラッカー化が完了しました。USB接続を外し、SteamVRを起動してペアリングしてみましょう

ペアリングはヘッドセットの内蔵ドングルかその他のドングルにすることになります

ヘッドセットの内蔵ドングルで2個までペアリングできますが、通常はコントローラーを2個ペアリングしているのでそれをViveトラッカーのペアリングに切り替えるか、別途ドングルを用意してそちらにペアリングします

ペアリングやドングルについては別の記事で詳しく説明しているので、解決法がわからない場合はこちらの記事と合わせて読んでみて下さい

今回は自前のワイヤレスドングルにペアリングします。SteamVRのメニューのデバイスからコントローラーのペアリングを選択します

Viveコントローラーのライトが青く点滅するまでシステムボタンを長押しします

Viveトラッカー化が成功している場合、ペアリングするとViveトラッカーのマークが表示されます

こうなれば成功です。もう片方のViveコントローラーもViveトラッカー化する場合は同じ手順でもう一度最初から行ってください

ちなみにコントローラーによってファイル名やシリアルナンバーが違うため同じconfigファイルでは使えません

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Viveトラッカー化した後にViveコントローラーに戻す方法

これは説明するまでもないかもしれませんが、一応説明しておきます

書き換える前に作っておいたバックアップファイルを使い、書き換え前のファイルをアップロードして元のViveコントローラーに戻しましょう

lighthouse_console.exeを起動して、”uploadconfig ファイル名.json“と入力してエンターキーを押しましょう。これで元のViveコントローラーに戻ります

”HTC ViveコントローラーをViveトラッカー化して使う方法”のまとめ

この記事を読んでいる人はHTC Viveをお持ちで、Valve Indexを購入する予定か購入した人がほとんどだと思います

せっかくだからHTC Viveもまだ使えるのなら有効的に使いたいですよね

でもViveコントローラーとViveトラッカーの切り替えがノーリスクかつボタン一つで出来るなら問題ないですが、これだとちょっと面倒臭くはあります

なのでせめて今回の作業で書き換えたViveトラッカー化するファイルと、Viveコントローラーに戻すファイルを両方別々のフォルダに保存しておいて、uploadする時に必要なファイルだけを取り出してすぐに使えるようにしておくと便利です

一応これでViveコントローラーはViveトラッカーとしても使えるハイブリッドな物になったので、まだまだ壊れるまで使い倒してあげましょう

まあ無理してトラッカー化しなくても、Viveコントローラーは充電中の予備コントローラーにもなるし、ゲーム次第ではこっちの方がやりやすいのも結構ありますけどね

それでもViveトラッカーでのボディトラッキングに興味がある人は一度試してみるといいでしょう

VRChatの腰トラッキングは、あなたの知らない新しい世界への扉を開くことになるかもしれませんよ笑

VR機器
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欲しがりゲーマー

コメント一覧

  1. トラッカー化したコントローラーのソフトウェアのアプデができないんですよ
    解決方法知りませんか?

    • 今のところコントローラーのアプデがわたしには来ていないのでこちらでは確認が出来てないです
      ただそういった報告が他に無いので何とも言えない状況ですね

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